10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」...

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

ソールの「ーーAIRーー」のエンボスこそ、「エアフォース1」好きの心をくすぐるアイコン。アンクルベルトにはコム デ ギャルソンのロゴも。

近頃のファッション界はまさしく“コラボ百花繚乱”。
でも、「これはビジネス発想だな」って裏側が透けて見えるケースも多々あり。
(すみません、皮肉なファッションライターで)
そんな中でも「コム デ ギャルソン」のコラボって、そこに向かう姿勢に説得力がある気がするんですよ。
とくにシューズに関して。


会社としてのコム デ ギャルソンはジュンヤ ワタナベなど様々なブランドを抱えてますが、どのブランドも何シーズンも何年も、同じシューズブランドとコラボを続けます。
話題づくりのために一度だけ握手する、ってことじゃなく。
互いに信頼関係を築きながら、シーズン毎にさらなる高みを目指しているように思えるんですね。


同じところと何度もコラボすると、つくり手はより良い仕事ができても、希少性だけを求める購買層には「レアじゃなくなった。魅力に欠ける」とみなされがち。
えー、私のような服バカからすると“くだらない” 価値観なんですけども(再びすみません)、珍しさもファッションの面白みでして、難しい問題ですねえ……。


では本題!

コム デ ギャルソンの中心ブランドはもちろんレディスの「コム デ ギャルソン」。
ナイキとのコラボの最新となる2020-21年秋冬シーズンは、あの「エア フォース1」です!
メンズサイズも展開!
東京で開催された展示会でチェックしたサンプルをいち早くお見せしちゃいましょう。
絶妙にクールなんです、これ。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

切りっぱなしの革パーツで組み立てられた一足。通常のエア フォース1にあるアッパーの通気穴はなし。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

1トーンでまとめあげた色バランスが、ゴロッとしたシューズのフォルムを浮き上がらせてます。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

元のシューズに馴染みが薄い人だと、エア フォース1と気づかないほどのアレンジ。やはりアウトソールの「ーーAIRーー」マークがこのモデルを物語ってますね。

皆さんは「思い出に残るナイキは?」と問われたらどのモデルが頭に浮かぶでしょう?
私は「エア フォース1」です。
コルテッツよりも、エア マックスよりも、エア ジョーダンよりも。


若かりし頃の1990年代に、ローテク顔なのにアウトソールが分厚く、エア入りで街中で歩いて疲れないこのシューズのキャンバスモデルが登場して衝撃的でした。
(一般のキャンバススニーカーの履き心地がよくなかった時代)

室内競技のバスケットボール用とはいえ、屋外のアスファルトの上でも踵のすり減りが少ないのも嬉しかった記憶が。
いまでもダンサーのような若い男女が履いてるのを見ると「カッコいいな」と思っちゃいます。
スキニーパンツが良く似合うボリューム感です。


今回のコラボモデルなら、大人の足元に良さそう。
手づくりのクラフト感が漂う仕上がりですから。
デザイン力に長けたファッションブランドが、道具としてのシューズづくりに特化したメーカーと組むのは理に適っています。
コラボの必然性があるんです。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

色バリエーションは展示会では白と黒が並べられてました。黒はちょっとロックなイメージ。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

スポンジ丸出しのカット面は前回のコラボモデルと同様。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

インソールのダブルネームにもグッときます!

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

アンクル部にはでかでかとナイキのロゴが。

10月までお待ちを! コム デ ギャルソンがナイキ「エア フォース1」を大胆カスタマイズ

タイポグラフィーとして美しいです、ナイキのロゴは。

さあ、では気になる発売日と価格はいかに !?

あーー、10月……かなあ……?
お値段は……3万円強かなあ……???


正しい詳細は、寝て待て!
(寝るって。。。外出自粛のいまはそんなことしか)


写真 © 高橋一史

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